SCC研修21日目。今日で3週間が経ちました。
まさかこんなに日が早く経つとは、思っていませんでしたね。
研修生たちは、今はパッキングに、部屋や公共場所(シャワー室・トイレ・キッチン)の掃除をして忙しく過ごしています。
明日は帰国準備も含めたフリータイムの日なので、お土産を買う時間に当てたい研修生が多いようです…。早めに準備をするのはいい心がけですね。
今日はSCCから内陸部に車で約1時間ほど走ったところにある、コワイ・ブッシュにて自然体験をして来ました。
朝はアディルさんの車に乗せてもらい、
いざ
kowai bush コワイブッシュへ!!!
リカトンフリーマーケットに行くときに通った道を通り、片道約55分かけてコワイブッシュへと向かいます。
道中沢山の農場が道の左右両方にみられ、数えきれない羊、牛を見ました。
クライストチャーチの街を出ると、まるで風景が変わりました。
天気は快晴です。
途中山道を登っていき、着きました。
rubicon valleyです。
クリスさんが出迎えてくれました。
大きくて強そうな男性です。
まずは乗馬体験をしました。
馬に乗るのも一苦労。
それぞれが乗る馬の名前を教えてもらいました。
サムソン、タイソン、メンフィス、フロッフィー、リードです。
束の間の相棒です。クリスさんは馬の名前で全て指示を出します。
相棒の名前でみなさん判断して馬に指示をだします。
みなさん、きっと本格的な乗馬は初めて。
ドキドキ怖がりながら乗ります。
クリスさんから手綱の掴み方を教わり、すぐ出発しました。
自分でコントロールして、前の馬にしっかりついていかなくてはいけません。
こんなに自分に任されるとは思っていませんでした。
手綱をおそるおそる引くと、きちんと指示通りに曲がってくれました。
最初は本当に緊張していましたが、慣れていくと心地よいものです。
ついつい眠くなってしまった研修生もいたそうです。
空気が澄んでいて、雪で白く光る山がそびえ立っている景色を見ながらの乗馬は気持ちが良かったです。
「あなたの毛並みは黒色だね、私の髪の色も黒だよ。」と話しかけながら乗馬を楽しむ研修生もいたのだそうで、話しかけると馬が反応してくれて、あれ心が通じているのかなと思ったそうです。
途中、突然突風が吹き、びっくりしてしまって、馬が走り出すというハプニングもありました。
研修生もびっくりしてパニックになったそうですが、手綱をしっかりと持って馬を止めることができました。
よくやりましたね。
みんな帰って来て、その様子を沢山話してくれました。
モーニングティーに頂いた、クリスさんの奥さんお手製のクッキーがとても美味しくて大人気でした。
さて、次はジェットボートに行きましょう。
と思ったら突然雲行きが怪しくなって来ました。
あれれ…とたんに雨が激しく降り出します。
強い雨粒が屋根を激しく打ち付ける音が聞こえて来ます。
あんなに快晴だったのに。
予定を変更して一旦屋内で待機し、羊の毛刈りショーを見させてもらいました。
ニュージーランドの畜産業事情を教えてもらいながら、羊をかっていきました。
羊の毛刈りのお仕事は、1匹につき2ドル、1日約600ドルの収入になるんだとか。
羊の毛刈りってそんなに儲かるんですね。
研修生も毛刈りを体験することができました。
刈りたての羊の毛をお土産にもらいました。
手で触ると羊の体温がまだのこっていて、少し油っぽいです。
この油を使ってハンドクリームなどを作っていました。
牧羊犬が羊を追う姿を見学させてもらったり、
アルパカと写真をとったりしました。
羊に手で餌をあげるのは、むしゃむしゃ食べられてこそばかったですね。
お昼ご飯はバーベキューです。
羊肉のハンバーグに牛肉のソーセージ、奥さんお手製のごはん、とっても美味しかったです。ついつい食べ過ぎでしまいました。
しかしデザートは別腹です。
ココナッツがまぶしてあるケーキ「ラミントン」をいただきました。
お腹いっぱいです。
そしていよいよジェットボートです。
お昼を食べているとすっかり天気も回復しました。
山の天気ってこうも変わるのかとびっくりしました。
ライフジャケットと、暖かい装備をつけて
いざワイマカリリ川へ
ワイマカリリとはマオリ語で「冷たい水」だそうです。
冬のワイマカリリ川、さぞ冷たいことでしょう。
インストラクターのポールさんはかなりテンションの高い方で楽しくワイマカリリ川の説明をしてくれ、ボートを360度スピンさせたりしてくれました。
とってもスリリングで沢山叫びました。崖にぶつかりそうにもなりました。(もちろん、ワザとです。)
かなりのスピードに帽子が吹き飛ばされた研修生もいました。
素晴らしい景色を見ながら風を感じ、圧巻でした。
そのスピードを動画で確認してみてください。
みなさん、大満足してコワイブッシュから帰って来ました。
遊び疲れて帰りの車ではみんなが寝ていました。
そして、今日の夕食は雑炊(豚肉・小松菜・卵・生姜入り)を作りました。
果物が食べたいというリクエストで、レモンもたくさん切ってハチミツ漬けにしました。
盛り付けも片付けも最初に比べたら随分手際がよくなりました。
声を掛け合って、役割分担して用意しています。
「いただきます!」
明日は、朝から昼までは帰国準備を含めたフリータイムで、夕方には修了式を行います。
修了式にはヴィラマリア高校のトニー先生、ニコラ先生も来てくださる予定です。
帰国に向けて、研修生には「よく寝て体力温存するように!」教員から伝えました。
今日のミーティングでの、研修生のコメントを最後にシェアします。
「乗馬は楽しかったです。ご飯が本当においしくて、羊のクリームをプレゼントにもらえて嬉しかったです」
「羊の毛がりとジェットボートが楽しかったです。夕ご飯も美味しかったです、はちみつレモンにはまりそうです」
「乗馬の後に天候が悪くなって大雨が降ったときは、ジェットボートができなくなると思って悲しかったのですが、その後すぐに晴れてよかったです。ジェットボートはつけている帽子が邪魔だと思ってとったら、髪の毛が風で暴れてすごいことになりました(笑)。明日はお土産を買いに行きたいので、今日はパッキングがんばります」
「私の乗っている馬は反抗的で、勝手に動くときもあってびっくりしました。お昼ごはんがすごく美味しかったです。ジェットボートは面白かったですが、途中でトイレに行きたくなって大変でした(笑)」
→この研修生は、ジェットボートから降りたあと、走ってトイレに行きました…。
ニュージーランドならではの美しい自然と、食べ物を満喫した1日となりました。